週次パフォーマンス 2024/03/17-03/22
前週末03/17 | 今週末03/22 | 前週末比 | 前年末 | 前年末比 | |
PicoTerasu | +3.9% | +12.59% | |||
NIKKEI225 | 38707.64 | 40888.43 | +5.63% | 33464.17 | +22.19% |
NYダウ | 39129.90 | 39475.64 | +1.97% | 37689.54 | +4.74% |
ナスダック | 15973.17 | 16428.82 | +2.85% | 15011.35 | +9.44% |
米ドル/円 | 149.06 | 151.34 | +1.5% | 141.22 | +7.2% |
先週も日経平均は強く上昇しました。結局先々週の調整は中休み程度で終わり、上昇気流は継続中だったようです。アメリカ株も上昇基調は変わらず、日米とも市場は強気ですね。一体どこからこれだけのお金が湧いてきて、株式市場に流れ込んでいるのか…
半導体や防衛などの産業には、国家規模の資金が流れ込んでおり、全体としては借金返済よりも投資を続ける強い意志が社会全体にあるようには思います。コロナ禍以来、信用力の有る国は、それまでのタガが外れてしまったように無制限とも言えるような投資を始めました。その最たるものが日本とアメリカ、ということになるのでしょう。欧州はそこまで踏み切れていないような気がします。ドイツの財政規律がそれを許さないのか、それとも、欧州社会の足腰が不安定で踏み切れないのか。国家連合であることによる足並みの乱れが、ここに来て足を引っ張っている面も強そうですね。
コロナ禍の前、トランプ政権に移行してからアメリカは、米中対立により外交的には準戦時体制ともいえるような強硬な姿勢が増えていました。コロナ禍が始まってからは、世界大戦でも始まったかのように強力な財政措置を打ち出し社会全体に投資を促しました。そして、この体制はバイデン政権に移行してからも変わっていないように感じます。投資先は医薬分野から防衛や半導体へ移行したとは思いますが、国主導の強力な投資活動が行われている点に変わりはなさそうです。
そして、日本においてもこれは変わらないように思います。借金の額を無視したような国の投資行動は経済を強引に押し上げているように思いますし、久方ぶりに防衛産業にもお金が回り始めているように思います。
SDGs程度では、残念ながらここまでの強力な投資は起こりませんでした。残念ですが、やはり戦争の足音こそが社会を前に進める…というのは間違いではないのでしょう。そして、今ここで投資に踏み切れない社会は次のステージで苦しい立場に追いやられるのも、おそらく過去と同じでしょう。そういう意味で、日米は自身の信用力を担保に世界に対して経済的挑戦を突きつけたとも言えますし、ロシアと中国にとっては、2010年代の勢いから明らかに減衰し、風向きの変化を感じざるを得ない状況が生まれつつあると思います。
BA ボーイング | 追加購入 |
UL ユニリーバ | 追加購入 |
AAPL アップル | 追加購入 |
先週は、米株を小さく幾つか買い増しました。ボーイングは安全性の問題、アップルは独占禁止法の訴訟とそれぞれ問題含みでの下落です。あまり買い増ししたくない理由ではありますが、一方で潰れてしまうような会社でもないと思いますので、少しばかり買いました。
尚、REPORTを更新しました。