週次パフォーマンス　2024/07/08-07/12

日経平均は４万円を回復し、一息つくのかと思いましたら、そのまま続伸しましたね。予想外の42000円でした。もっとも、円の急騰と米ハイテク株の株安に押されて金曜日は1000円超の下落。先週末から比べれば、僅かな上昇で終わりました。とはいえ、160円超の円安が日本経済全体にとってプラスとは素直に言えない状況であるわけで、ここらで速度調整が入るのは悪いことではないでしょう。長期的には円安傾向が続くと思いますし、日本としては生産力を取り戻し、国内経済の裾野を取り戻すために、正しい道筋と私は思います。世界が不安定化する中、各国は一定程度鎖国的な方針を取り、守りを固めなければいけない状況です。海外に依存しない経済を構築する上で、為替の下落は自然と海外依存度を引き下げる適切な処方箋でありましょう。ただ、国内経済の転換が進むスピードと足並みを揃える必要はあり、速度調整のための為替介入はある程度必要になるだろうとは思います。

私の保有銘柄は日経平均に比べ相変わらずの周回遅れです。最大の要因は三菱重工でした。

コロナ後の投げ売り状態から着実に上げて来て、とうとう2000円まで到達した三菱重工ですが、7月に入ってから急落。連日のきつい下げで、１割をこの一週間で吹き飛ばした感じです。川崎重工の潜水艦問題の余波を受けている感じはあります…コロナの底値近くで購入し、ずっと大事に保有していますから、この程度で売るつもりも全くありませんが、お陰で強烈に足を引っ張られる形となりました。

今週は、含み損銘柄が６銘柄解消しました。先週までの上昇ではあまり含み損銘柄に動きは無かったのですけれども、今週は裾野広く株価が上がったのがわかりますね。合計の含み益が大きく増えたわけではないですが、心理的には、赤字銘柄が減ってくれてホッとしますね。

上昇局面ではあまり買わないようにしているのですが、指値がたまたま引っかかってしまって、デンカと近鉄だけ買い増ししてしまいました。みんなが上げている中で下がっていた証拠です・・・波に乗れない可哀想な銘柄ですが、きっといつか見直されることを期待して・・・報われるのはいつになることやら。